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2006年、私のBEST3・菅原義之
 


菅原義之

yoshiyuki sugawara

1934年生、生命保険会社勤務、退職後埼玉県立近代美術館にてボランティア活動としてサポーター(常設展示室作品ガイド)を行う。


「浦和レッズ」のJ1初制覇

サッカーって非常にダイナミック(動的)なスポーツで魅力的だ。いったん始まるや視線はもっぱらTV画面に集中、たとえトイレに行きたくとも席を離れられないほどだ。いいゲームであればあるほどである。レッズ・ファンの私にとって浦和レッズの優勝は念願だった。それが現実のものになった。ビッグニースだった。拍手喝采である。おまけに2007年1月1日天皇杯も優勝できた。ブッフバルトってどんな人物だったんだろう。浦和レッズでの現役時代が思い出される。もはや彼は日本にいない。しかしきっと見ている。新布陣で今年も大いにがんばって欲しい。


「HPとブログ」の立ち上げ

ヒョンナことからHPを立ち上げることになった。その後ブログも始めた。これまでは美術展を見ても見っぱなしだったが、その後HPやブログに美術展訪問時の感想などを書くことが多くなった。書いてみると分からないことがイッパイある。念のため調べる。ああそうなのかと思う。自分自身が整理される。自分の足跡記録にもなる。言いたいことも気兼ねなく言えて精神衛生上もいい。書きたいとき書けばいい。やめたいときいつでもやめられる。やめてもまた何時でも再開できる。読んでくれる人がいて励みになる。・・・など、いいこと尽くめに思う。はじめてよかったと思っている。

http://www.geocities.com/art.walking/


「芸術起業論」(村上隆著)の発行

発行1ヵ月半で第5刷、非常に売れた本だったようだ。発行を知ってすぐに読んだ。作品はともかくとして、村上の考え方が知りたかったからだ。面白かった。金儲けについて記しているが、これは彼の考え実現のための手段であり、大事なのは日本の美術作品に対する評価基準と世界の評価基準とが全く異なっているとの指摘などだろう。以前から不思議に思っていたことを的確に表現していた。日本の評価基準がいかにずれているかということでもあろう。彼によれば、
《日本の異端は欧米の評価を受ける。
日本の本道は欧米の評価を受けない。
現代に通じるこの流れを日本人は意識すべきです。》

まさにこのとおりだ。これを日本の多くの人が知って欲しいものだ。この項は残念ながら、いかに日本が美術に関して世界を向いていないか端的に表現していた。核心を衝いていてこれほど気持ちがスカッ!とした本はなかった。(詳細はPEELERの「芸術起業論」村上隆著の視点を参照ください。)


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