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COLUMBIA RECORDS-air's box 2006/2007

小粥 幸臣 Yukiomi Ogai
1987年生まれ
愛知県出身

作品のコンセプト
この作品は、以前から自分の男根の勃起状態を型取りしたかったので、コピックで型を取ろうとしたんですけど、それが、コピックがある程度固まって男根をぬこうとした時に、自分の陰毛・体毛が離型剤を塗ったにもかかわらず(剃ればよかった。)絡まってしまい男根が抜けなくり、はさみで、陰毛・体毛を慎重に少しずつ切っていって最終的に、このような立体物が出来ました。必然的にきれいなものをとろうとしたものが、偶然
(ミス)によって、汚く・気持ち悪いものになってしまった。
そのばからしさの塊の立体物を妙に展示して見たくなり展示してみました。


今後の展開
ドローイングや平面を描こうと思います。




野田
多くのオルタナティブスペースは空いたスペースへのパラサイトやリノベーションだったりすることが多いのですが、竹田さんたちはゼロから建物を建てるという発想ですよね。それはどこから来ているのでしょうか?

竹田
そうですね、最初に考えたのは自由というイメージでした。
自由な領域を持ちたいという願望はアーティスト特有の感情かもしれませんが、誰しも少なからずどこかに持っている思います。コロンビアを建てる前にどこか空き倉庫や空き店舗などを利用して自分たちのオルタナティブスペースをつくりたいね、という話はしていました。しかし僕らはギャラリストやキュレーターになりたいわけではなくて、あくまでアーティストの立場の者が集まっているので、本当の意味でのギャラリー運営を目的としたスペースはイメージとは少し違うねというのがいつもの結論でした。そこで次に持ち上がったプランは、より自由を求めて、極端にいえば自分たちだけの秘密基地のようなものをつくりたいというものでした。あとは前プロジェクトのメンバーである仲間との出会に、今ここでやる意義みたいなものを感じてコロンビアは完成しました。なので私たちはスペース自体をギャラリーというよりは作品のようなものとして考えているところが大きいと思います。

野田
コロンビアやair's boxが大学内にあることに対するメリット、デメリットはありましたか?

学内に建てた理由としては、大学という機関をアートの数少ないパブリックなスペースのひとつとしてとらえているからです。そこを利用することと、そこを活性化できたらいいなと考えてのものです。コロンビアは利用することに重点を置いていました。大学は常に関係者や来校者がいますし、そこにあるだけで情報が発信してゆくこともあるので、そういったところを利用していた部分はかなりあります。ただ今回のair's boxではその部分よりも大学の活性化という思いの方が濃いかもしれません。大学はそもそも教育機関であり研究機関であるわけで、まあ教育や過去の作品などの研究の方は機能していると思うんですが、新しいものの開発という点でいえば、アーティストの育成という面でしかなかなか機能していないんではないかと僕個人は思っていました。新しいものの開発は個人のアーティストに委ねているところが大きいと思うんです。そんなことを考えていてた時、air's boxのプロジェクトのメンバーが集まったんです。



OPENING EXHIBITION『空気の箱』より 展示風景


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