名古屋造形芸術大学の空き地に忽然と姿を現した白い建物。それはどこか見知らぬ惑星に着陸したスペースシップのように見えた。その建物の名前は「コロンビア」。地球へ帰還することのなかったスペースシャトルの名前からとられたものだ。パラサイトやリノベーションといったオルタナティブスペースの常識を覆し、自ら建物を建築するといった発想は、それまでアーティストにもオーディエンスにも体験したことのないアートとの出会いを予感させた。後にスクラップアンドビルドを経て「air's 
                            box」へ生まれ変わり、2007年9月に完全にクローズした。
                            この彼らの貴重なディスカバリーの一端を記録しておくために、コロンビアの中心人物であった竹田尚史にインタビューを遂行した。
                          
                            
                            
                          
                          本文左側にはコロンビアのメンバーがair's 
                            boxで展示した作品写真とその解説、また数問のアンケートに回答してもらった。
                            もた、本文中にコロンビアという名称が2つの意味をもって語られている。スペースを意味するコロンビアはブルーをバックに、組織(チーム)としてのコロンビアはグリーンをバックに明記した。