topspecial[わたしのおきにいり/ニカ・オブロク&プリモス・ノヴァック]

ガラスのブレスレットとパートナーリング

TEXT_原田真千子
ニカ・オブロク&プリモス・ノヴァック(Nika OBLAK & Primoz NOVAK)
美術家
旧ユーゴスラビア出身(現スロヴェニア)、同リュブリャナ在住。
現在、秋吉台国際芸術村レジデンス中。


 

絵画とビデオを学んだニカ・オブロクと彫刻を学んだプリモス・ノヴァックが共に活動する二人組のアーティスト。現在芸術村では、スタジオを撮影現場に、タランティーノの「パルプ・フィクション」をリメイク中。全ての男優はプリモシュが、そして全ての女優はニカが扮して、ステレオタイプのアメリカン、かつ象徴的なほどグローバルな「パルプ・フィクション(くだらない話)」をスロヴェニア人の二人が山口という超ローカルなサイトで作り直してしまうというプロジェクト。創作作品展ではその「トレーラー(予告編)」を上映します。

ブルガリアで買ったというガラスのブレスレットは、女の子ニカがいつももちあるいている物。「単なる旅の思い出、安物よ。」というものの、思いでというからには何か特別なエピソードがあるにちがいない…でも、公私ともにパートナーのプリモシュの前では語ってくれませんでした。そしてそして、大きい方にはニカ、小さいほうにはプリモス、とハングルで刻印されたパートナーリング。2年前ソウルのサムジースペースのレジデンスプログラム滞在中につくったそうです。この二人はほんとに仲良し。(はらだ)

 


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