ジョゼ・デ・ギマランイス《フラワー/ハッピースネーク》 |
JR高松駅から高松港へ。そこで一番に目にするのがこの観光案内板、ジョゼ・デ・ギマランイスの《フラワー/ハッピースネーク》。かわいいお花が出迎えてくれます。下のぐねぐねは葉っぱ?と思いきや蛇のようです。蛇の中には高松の船が描かれています。他の島でもその島にあわせた《フラワー/ハッピースネーク》が観られるようです。
椿昇《ピー・アール・オー・エム》
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椿昇《ピー・アール・オー・エム》
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高松港から少し歩くと、巨大なミラーに覆われた建物が!椿昇の《ピー・アール・オー・エム》です。小えび隊(イベントボランティア)のお姉さんが、道路をはさんで少し遠くから見るといいですよ!とアドバイスをくれたので、建物から少し離れて鑑賞。快晴のため、空がきれいに映し出されてミラーの建物が景色に溶け込んでいます。
そんな建物の中に入ると、ドドドドドと低ーい音、そしてかすかに波の音が聞こえます。だんだん聞いていると、この低い音が船のエンジン音だと気付きます。奥には、壁一面に映像が投影されていました。ひび割れた壁、汚れたタイルに転がる鉛筆、鮮やかな花たち。溶けるように混じるように、映像が変化していきます。まるで、誰かの記憶のようです。
大巻伸嗣《Liminal Air-core-》 |
さて、また高松港にもどり、フェリーで出発!の前にあれ、こんなところにも作品がありました。このカラフルな2本の柱は《Liminal Aie-core-》大巻伸嗣の作品です。あの真ん中を通りたい!と思っていたら戻ってきた船がちょうどきれい真ん中を通過!(しているように見える)なんだか嬉しくてはしゃいでしまいました。写真は間に合わなくて通過後に・・・
さてさて、やっと島に向けて出発。小豆島に向かいます。
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豊福亮《宝船》 |
作家の豊福亮 |
小豆島の土庄港に到着。小豆島はひとつひとつの作品が遠いため、レンタサイクルかレンタカーをお勧めします。バスを使う場合はしっかり時間を調べた方が良さそうです。
まずは土庄港からバスで20分の所にある豊福亮の作品のもとへ。エンジェルロードという公園付近の船着き場にある一隻の船の中をのぞくと、きんきらきんでした。《宝船》という作品で、外は普通の船ですが、中はタイトル通り豪華な感じです。作者の豊福亮がいたので、作品と一緒にパチリ。
スゥ・ドーホー《Net Work》 |
豊福亮の作品から徒歩10分、次の作品のため合同庁舎の横を通り奥へ奥へ進んでいきます。こんなところに作品があるのかしらと不安になりながらも進んでいくと、浜辺に網がかけてある・・・。近づいてよく見るとスゥ・ドーホー作品《Net Work》です。網のように見えて、沢山の人型をした作品が繋がって出来ています。とても細かい。遠くから見ると、波の形になっています。潮が満ちると人型が波に浮かび、気持ち良さそうです。
次の作品まではバスで移動なのですが、バスを降りたあと登りでずっと歩いてゆくことになるため、一番遠い作品の付近でバスをおり、下っていくことにしました。約15分で着く中山で、旧農協倉庫で岸本真之の《つぎつぎぎんつぎ》を鑑賞。島の皆さんから集めた食器を、普段修復のために用いられる金継ぎの方法でくっつけ、タワーや球体にした作品でした。倉庫の中は薄暗く、ライトを照らされた作品がドラマチックです。
岸本真之《つぎつぎぎんつぎ》
王文史《小豆島の家》
少し歩くと、島の人たちが続々と田んぼのあぜ道を歩いているのを発見。何があるのかとその先に目をやると、大きな宮殿のようなものが!すごい存在感です。近くで見るとそれは竹で作られており、中に入ることが出来ました。中では島民の皆さんが、寝そべったりしながらゆったりとした時間を過ごしていました。王文史の《小豆島の家》はまさにその通りな感じでした。
近くのセンス・アート・スタジオと書かれた民家にふらっと入ってみました。すると、中にいた数人の中国人の方にティータイムにお招きを受けました。なんでも香港大学の方々だそうで、ちょうどお茶の先生が来日されて、中国のお茶の歴史やマナーを教えてくださいました。お茶とってもおいしかったです!
センス・アート・スタジオの作品は肥土山の旧大鐸小学校の中にもう一点展示してあります。こちらはカサに花などのデザインがほどこされたランタンです。
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センス・アート・スタジオ《小豆島を輝かせる》 |
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