toppeople[植松琢磨インタビュー]
植松琢麿インタビュー

関西で活動すること


藤田
植松さんは関西にお住まいですよね。
PEELERはそういう地方で活動している作家もいる、ということを紹介するサイトなので、どうですか、関西は?

植松
関西は、染色や現代陶芸など、世界に誇るものがたくさんあるし、歴史的に見てもものづくりに最高の土壌が備わっていると思います。
関西を拠点に、世界で活躍する現代美術アーティストも多いですよね。

藤田
そうなんですよね。
私すごい疑問なのが、工芸と美術、しかも現代美術が共存できるっていうのが不思議。
ケンカしないのかしら、いや、むしろ共存しているんですよね。
とはいえ、やはりメディアは東京中心で、マネジメントのユミコチバアソシエイツが東京とはいえ、関西で活動するのは大変なんじゃないかな、と私としては思うのですが。

植松
情報がフラットに流れるなか、制作場としての地方、都市というボーダーは無いと思いますが、発信となると、やはり地方は難しい部分もあります。
いまは自分の時間が流れるエリアで制作し、社会の時間に作品を置く、そんな両方の時間を行き来する感じです。

藤田
私も作品を作る場、売る場、買う場は、特に場所は問わないと思うんですよ。
でもそれをどう流通させるか、どう情報とするか、ということで地方はつらいと思う。
がんばってくださいね。

植松
作品が作れ、発表でき、作品を楽しみにしてくださる人がいるから、僕もやっていけるんですよ。



藤田
10年後、どうなりたいですか?

植松
10年後もこのままで。
作品を中心に人のつなががカタチづくる結晶ができていく。
どんな結晶か自分でも楽しみです。


藤田
私も楽しみです!
今日はどうもありがとうございました。
 
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