toppeople[小林重予]
小林重予インタビュー
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1.2.3)国民文化祭やまぐち2006彫刻展出品「光の種」BOX作品より
4)国民文化祭やまぐち2006彫刻展・空き店舗での展示風景
5)2006年8月13日
越後妻有トリエンナーレ・松代の杜・横浜ボートシアター語り芝居会場。
小林野外作品設置場所に雑草ガーデニングをして芝居空間に仕立てた。
撮影:古屋均
6)毎月連載日記画コラム北海道新聞情報紙 「みんと」より









 

友利
展覧会には、いつも新作を持っていかれますよね。宇部の国民文化祭に向けての制作は、 ちょうど妻有で舞台のお仕事(写真5)の最中でしたね。たくさん作っていただいてありがとうございました。(写真1〜4)

小林)
宇部では市民の方が多く来場くださり、いろんな感じ方をしてくれて凄く充実した時間でした!地元のオーダーメードの洋服屋さんが作品欲しいと言ってくださり、なんとワンピースを作っていただき作品と交換しました。
自分から生まれている作品ですが、鑑賞者は思いもよらぬ感想を言ってくれて、まるで考えの及ばない感想を聞くと、そんな要素を作品が持っているということでしょ。作品は私から出ているので、ああ、、そういう部分も私の中にあるんだなって勇気が出るんです。新作は時間が自分に近いから、身近に思えるんです。旧作はもう他人が作ったように思えてしまう。。。

友利
行く先々で、日記画を投函される姿を目撃しておりますが・・。

小林
2002年8月から藤原弥生さんデザインの365カードという1から365までナンバリングされている葉書に関東の版画家と一緒に一年は継続しようと約束して開始したものなのです。
昨年から私は、カードのサイズや紙質を変えて心機一転し5年目を迎えました。毎日身の回りに起きた出来事を描いたりコラージュしたりして、旅先では自分宛に投函したりしています。現在はこの日記画コラムを北見市地区の「みんと」という情報誌に連載しています。(写真6)

友利
小林さんの日記画が読めるなんて、北見の人は幸せですよね。
さて、次回2月号のPEELERでは、「私の2006年ベスト3」という特集を予定しています。
小林さんの「ベスト3」は??

小林
映画:「かもめ食堂」
食べ物:「秋刀魚のお刺身」と注文したら、焼海苔と薬味が一緒に出てきてね、巻いて食べるのが福岡流なんだって!美味しかった!!
書物:「真鶴」川上弘美著

友利
では最後に、小林さんのこれからに向けての抱負や予定など、お聞かせください。

小林
今年の予定は、市民と新しい駅舎に関わる都市計画の実験のような事する事になるかもしれない。去年から準備している「大人の絵本」も実現させたいし、女優の一人語りの映像とオブジェの絡んだ芝居を以前上演したのですが、もっと練った形で再演したい、と思っています。今年はあまり大きな計画が無いので、旅に出たいとも思ったりしています。
抱負は、心身ともに健康でいたいです。美しいものを愛でて、素敵な出来事に心動かされ失望の少ない年にしたいです。
架空の世界を行き来する往復書簡する事になりました!私は造形でお相手は文章で。どう展開するか楽しみです。文通の中で、戯曲なんかも生まれ小さな風呂敷サイズのお芝居の美術がしたい!以前から架空の切手や郵便セットやスタンプを作っていたので実際に思いを形にして郵送し合えれば嬉しいです。交感・交換・交歓の往復です。小田さんが見たい!と言ってくださり、再来年貘で?!という可能性が昨日生まれました。と個人的な事ばかりですが、それが大事な気もしま
す。

友利
これからも、楽しみにしています。
今日はどうもありがとうございました!

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