topspecial[全国一斉アートツアー愛知エリア報告]
全国一斉アートツアー愛知エリア報告

39アートの日参加企画

PEELER
全国一斉アートツアー
愛知エリア報告

TEXT 田中由紀子
 

これからアートツアーに出発!

 
 

深尾さんの作品を鑑賞する参加者

 

アートフェチでいただいた、深尾さんお手製のプレゼント

 愛知エリアのアートツアーは、3月10日に名古屋市内にて実施。ツアーには、なんと7人の方が参加してくださいました。これもサイトに申し込んでいただいた方が、お友達を誘って来てくれたおかげ。
 さて、地下鉄大須観音駅3番出口に集合した私たちは、そこから徒歩8分のアートフェチへ。真っ赤な絨毯が敷き詰められた1階展示スペースには、スカートに床と同じ絨毯が詰められた作品が数点床に据えられ、天井にはスカートが吊られ軽やかに回っている。参加者の何人かは吊られたスカートを真下から見上げるように鑑賞して、とても楽しそうにされていた。3階にはアートフェチ運営メンバーの旧作が展示してあったが、展示していなかった作品まで見せていただくという嬉しいサービスも。帰りには39アートの日のプレゼントをいただくが、全員分なかったためジャンケンで奪い合うという白熱した展開となった。
  このあと一行は、地下鉄丸の内駅徒歩3分のウエストベストコズカの丹羽誠次郎展へ。旧作のオブジェを写真に撮ったという今作にしばし見入るが、丹羽さん不在で直接お話をうかがうことがかなわず、ちょっと残念。
 その後は名東区まで足をのばし、地下鉄本郷駅徒歩5分のギャラリーIDFへ。この日は川尻亜由美展の最終日だった。日記にも書かないような日常の一場面を描いたという平面作品は、温かで穏やかな印象ながら、ささやかでとるに足らない日常の断片から、いま自身が生きている実感をすくい取ろうとする川尻さんの真摯な姿勢を感じることができた。そんな川尻さんの作品を、参加者もとても気に入ったようだった。
 と、ここまでで3時間をすっかりオーバーしたために、ここで終了。「ギャラリーは一人では入りにくい場合もあるが、今日は参加して楽しめた」という参加者の声を聞くことができ、こちらもホッとする。でも、大勢でワイワイ言いながら作品を見る楽しみを再確認させていただいたのは私の方。みなさん、ありがとうございました!


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