1949年 |
中華人民共和国誕生。
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1966 |
文化大革命開始。約10年間中国全土を大混乱に巻き込んだ思想・政治闘争。毛沢東主導により、古い文化を壊し、新しい文化を創り、理想社会を実現しようとした中国全土を巻き込んだ大政治運動。76年の毛沢東死去に伴って終了した。
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1976 |
第一次天安門事件。天安門広場において、文化大革命に批判的な民衆が抗議行動を起こし、北京当局と衝突した。
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1979 |
星星画会、北京で結成。文革後、毛沢東様式を最初に破壊し、表現の自由を訴えた。王克平、馬徳昇、黄鋭、薄雲、楊益平、毛栗子、曲磊磊ら。
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1982 |
反精神汚染キャンペーンの展開。政府の自由化引き締めキャンペーン。このキャンペーンにより「星星画会」などの前衛芸術の活動は発展の余地を奪われ、官製リアリズムの革命芸術が急速に勢力を拡大する。
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1984末 |
同上キャンペーン終結宣言。同上キャンペーンで自由化引き締めを試みたものの、洪水のように押し寄せる西側の情報は、止めることができず容認することになった。
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1985 |
85ニューウェーブ運動(85〜89)興る。同上終結宣言の結果、新たな思想解放運動が大々的に展開される。官製芸術を批判、過激で挑発的な作品を発表。理想主義を掲げた。国際的に活躍する中国人芸術家の大部分が、この運動に出自を持つ。黄永*2、蔡國強、陳箴、谷文達、徐冰、張曉剛、王広義、楊詰蒼、張培力、顧徳新ら。
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1986頃 |
厦門(アモイ)ダダ、黄永●*2を筆頭に結成。ダダイズムを掲げ反芸術を追求した。厦門市新美術館で開催された展覧会の出品作品を、展覧会終了後に焼き尽くした「焼却イベント」が大きなインパクトを残す。
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1989/2 |
中国現代美術展の開催。権威ある中国美術館で、パフォーマンス、インスタレーションを含む現代美術展が開催された。85ニューウェーブ運動は極点に達する。
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1989/6 |
第二次天安門事件。天安門広場において、民主化を求める学生や市民に対して人民解放軍が武力弾圧する。疾風怒濤の文化改革運動(ニューウェーブ運動)は潰えた。
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1990初期 |
シニカル・リアリズム、ポリティカル・ポップという二大潮流の誕生。天安門事件後二大潮流が誕生。シニカル・リアリズムは民主化運動の敗北を経験した作家たちが始めた運動。方力鈞、王勁松、丘敏君ら。ポリティカル・ポップは海外資本の流入を背景に、資本主義などを揶揄的に扱う美術運動。王広義、李山ら。
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1992 |
北京東村。表現に対する規制の強化を逃れようと若い作家が集まり北京東部農村地帯にできた村。もしくはそこで行われた美術活動の傾向。張●*3、馬六明ら。
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1990半ば
(1996頃) |
艶俗芸術。中国キッチュ。市場経済の発展とともに到来した消費社会を、享楽的かつアイロニカルに映し出した美術傾向。
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1990半ば |
死体派(傷害芸術)。生々しい肉体の一部や激しい暴力性を作品に取り入れて、身体と精神の境界、生と死の存在を問うた。孫原、彭禹ら。
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