今年の秋だよ!全員集合!
TEXT 藤田千彩
今年は
横浜トリエンナーレの開催年です。
つい先日、3月18日に東京の
国際交流基金国際会議場にて、プレス向けの説明会(画像左)がありました。
3回を迎える横浜トリエンナーレ、今回の全体テーマは「TIME CREVASSE」です。
日本語でいうと「時間の裂け目」とでもいいましょうか?
え?わかんない?・・・たしかに。
「時間(=TIME)は世界のいろんな人の共通認識、そこにCREVASSEという単語を入れたのは複雑な、ねじれたり途切れたりという意味を入れたかった」とは、今回総合ディレクターを務める水沢勉さん(神奈川県立近代美術館 企画課長)の言葉です。
時間というキーワードから、今回の横浜トリエンナーレは「パフォーマンス」の要素を含んだ作品・作家が選出されるそう。
とはいえ、3月18日段階で発表されたのは30作家でした。
作家名 |
出生国/居住地 |
生年 |
荒川医 |
日本/米国 |
1977 |
ジョン・M.アームレーダー |
スイス/スイス、米国 |
1948 |
マシュー・バーニー |
米国/米国 |
1967 |
ツァオ・フェイ |
中国/中国 |
1978 |
ポール・チャン |
中国/米国 |
1973 |
チュウ・ユン |
中国/中国 |
1977 |
トニー・コンラッド |
米国/米国 |
1940 |
ケレン・シタール |
イスラエル/ドイツ |
1977 |
ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス |
スイス/スイス |
1952/1946 |
マリオ・ガルシア・トレス |
メキシコ/米国 |
1975 |
ダグラス・ゴードン |
英国/英国、米国 |
1966 |
ロドニー・グラハム |
カナダ/カナダ |
1949 |
クリスチャン・ホルスタッド |
米国/米国 |
1972 |
キャメロン・ジェイミー |
米国/米国、フランス |
1969 |
ミランダ・ジュライ |
米国/米国 |
1974 |
テレンス・コー |
中国/米国 |
1977 |
小杉武久 |
日本/日本 |
1938 |
マーク・レッキー |
英国/英国 |
1964 |
ホルヘ・マキとエドガルド・ルドニツキー |
アルゼンチン/アルゼンチン、ドイツ |
1963/1956 |
内藤礼 |
日本/日本 |
1961 |
中谷芙二子 |
日本/日本 |
1933 |
パク・シュウン・チュエン |
中国/中国、米国 |
1977 |
フィリップ・パレノ |
アルジェリア/フランス |
1964 |
マティアス・ポレドナ |
オーストリア/米国 |
1977 |
ニック・レルフ&オリヴァー・ペイン |
英国/米国 |
1979/1977 |
ペドロ・レイエス |
メキシコ/メキシコ |
1972 |
田中泯 |
日本/日本 |
1945 |
勅使川原三郎 |
日本/日本 |
1953 |
ダン・フォー |
ベトナム/ドイツ |
1975 |
トリス・ヴォナ−ミッシェル |
英国/ドイツ、米国 |
1982 |
「※最終的な参加アーティストは60〜70名を予定しており、6月以降に発表いたします」と資料にあります。
気のせいか、日本人作家に30代(つまり70年代生まれ)より下の世代がいません。
これから発表される作家が、どういう人たちで構成されるのか気になります。
作家の選定は、総合ディレクターの水沢さん、ダニエル・バーンバウムさん(フランクフルト市立美術大学学長、ポルティクス
ディレクター)、フー・ファンさん(中国人/ビタミン・クリエイティヴ・スペース アーティスティック・ディレクター)、三宅暁子さん(現代美術センターCCA北九州
プログラム・ディレクター)、ハンス・ウルリッヒ・オブリストさん(ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー 展覧会プログラム共同ディレクター、国際プロジェクト担当
ディレクター)、ベアトリクス・ルフさん(クンストハレ・チューリッヒ ディレクター)がしています。
昨年8月のチューリッヒで行われた、彼らの意見交換会では200名以上のアーティストの名が挙がったそうですが、まだ厳選しているところだそう。
めっちゃ気になります!!
そして注目すべき点は、
会場。
「新港ピア」という新しい建物を作るそうです。
そして横浜といえば「赤レンガ」、現在BankART NYKが入っている「日本郵船海岸通倉庫」。
この3つがメイン会場で、その間はシャトルバスで結ばれるそうですよ。
そして重要文化財で、横浜の近代文化を作った原三渓の「三渓園」や大さん橋国際客船ターミナル、ランドマークプラザといった横浜の観光名所も会場になるかも!?とのことです。
会場間のパブリックなスペースも何かしたいが検討中、横浜の町や在住アーティストとの交流や便乗企画もあるかもしれない!
ちなみに今日のおみやげは、前売チケット「特別チケットパック」を買うと手に入れるとついてくる「オリジナル・ノート」でした(画像右)。
まだまだ決まってないことばかりだそうですが、待ちきれない!ですねー。
また次の情報を入手したら、またPEELERに掲載したいと思います!!