topreviews[「愛とゆう」永田広志展/岡山]
「愛とゆう」永田広志展





無垢な花のように
TEXT 花田洋通

カンバスに筋繊維、もしくは花のようなモチーフがモノクロで描かれている永田広志のドローイングには不思議な存在感がある。画材は油性マジックのみを使い、力強くかつ繊細に描かれている。
画面からは、読み解かなければいけないような難解な言葉は見つからない。
ただ、そこに、ある、という存在感だけが伝わってくる。シンプルな故に引き出される、イメージの純粋な像、その像は見る者のイメージとリンクし、それぞれの言葉で解釈されていく。
私たちは名前をつけないと落ち着かない生き物であるが、名前がなくても存在はするものはこの世に沢山ある。認識する事で形は見えてくるということを彼の作品は語っているようにも思える。おそらく、彼の視点は私たちの住む社会というコミュニティを超え、もっと生物的な大きな枠で表現を捉えているように感じた。



「愛とゆう」永田広志

cifa-cafe(岡山県岡山市)
2007年7月21日〜8月26日
 
著者プロフィールや、近況など。

花田洋通(はなだひろみち)

絵画を中心に制作。 岡山を拠点に活動中
http://hiromichi7.exblog.jp/i2/




topnewsreviewscolumnspeoplespecialarchivewhat's PEELERwritersnewslettermail

Copyright (C) PEELER. All Rights Reserved.